大正天皇陛下行幸、皇后陛下行啓の光栄。
「大正二年九月五日、日光田母沢御用邸に御避暑中の天皇陛下には畏くも日光製錬所へ行幸仰せだされ、工場の操業實況を御巡覽遊ばされた。」
括りに
「民間の工場にして 兩陛下行幸啓の光榮を辱うしたのは眞に空前のことに屬するので、同月廿八日、虎之助君は麻布光林寺なる先考先代の墓前に詣で、謹んでこの慶事を奉告した。」
古川潤吉君傳 大正15年発行 著作兼発行者 五日會より
「眞に空前のことに屬する」とあるが、民間企業を御巡覽された事実に驚きました。また当時の古河の影響力にも驚かされるところです。