「すぐれた文学作品は、いわば一つの人生である。若い頃、いくつかのすぐれた文学作品に、われを忘れて読みふけったという思い出を持つ人は幸福だ。なぜかなら、その人は若くして、いくつかの人生を文学というもののみが保証する豊な複雑さにおいて知ったことになるのだから。」
朝日ジャーナル 木下順二「すぐれた文学は一つの人生である」より
わが銅山の町・足尾は数多くの優れた文学作品の舞台となっています。ここでは、そのうちのいくつかをご紹介します。
・滝沢 馬琴 「南総里見八犬伝」
・夏目 漱石 「抗夫」
・芥川 龍之介 「日光小品」
・山本 有三 「穴」
・長塚 節 「土」
・伊藤 左千夫 「鉱毒」
・木下 順二 「銅山」
・宮本 研 戯曲「明治の柩」
・立松 和平 「恩寵の谷」

足尾が登場する文学作品
このほかにも多くの人たちが足尾を舞台に作品を残しています。
・河東 碧悟桐(かわひがし へきごどう)
明治39年全国遍歴の旅(後紀文集『三千里』を編む)の途中、足尾に立ち寄りました。上の平にて銅山幹部と交流、久蔵より中禅寺湖へと旅を進めました。
・山口 青邨(やまぐち せいそん)
大正初期の二年間、鉱山技師として古河に勤務し、選鉱技術の改良にかかわりました。彼が俳人として再び来山したのは昭和18年のことでした。