東京・深川コークス工場完成 足尾に搬入し製錬に使用する。
市兵衛をめぐる人々 で渋沢栄一が勧めた「コークス」
コークスとは、石炭を蒸し焼き(乾留)した燃料のことである。蒸し焼きにすることで石炭から硫黄、コールタール、ピッチなどの成分が抜ける。燃焼時の発熱量が高く、高温を得ることができることから蒸気機関車や鉄鋼業などを中心に重厚長大産業には欠かせない燃料となっている。外見は石炭に似るが、多孔質であるため金属光沢は石炭に比して弱い。多孔質は、乾留(1,300度以上)の際に石炭中の揮発分が抜けてできるものであり、結果的に炭素の純度が高まり高温度の燃焼を可能とする。
乾留時には石炭ガスとよばれる水素を主成分とする可燃性のガスが得られ、かつては家庭用ガスの主成分となっていたが天然ガスの普及に伴ない現在は姿を消した。また硫黄やベンゼンなど多くの化学製品の原料となるコールタールが副産品として生じる。
ウィキペディアより