銅を配合した餌でマウスを一生涯飼育するという実験が行われたそうです。長期の銅投与による影響を実験するものだそうです。用いられた銅は硫酸銅と塩基性炭酸銅の二種類で、濃度は400ppmと1000ppmの2段階、マウス400匹だそうで、寿命は約2年だそうです。
この間の成長ぐあいや生殖への影響、肝臓への銅の貯蓄が調査されました。
結果は成長率、生存率、妊娠、出産などの障害はなく、銅添加の影響はまったく観察されませんでした。ただ1000ppm群のマウスに肝臓への銅の蓄積が見つかり、軽い肝臓の繊維化が認められたそうです。
400ppm群では銅の蓄積が見られず、このくらいの濃度では、吸収や排泄の段階における調節機能が働き、体内の銅レベルを一定に保つ働きがされていると考えられます。400ppmという濃度は、食品の中でも銅を多く含むレバーやナッツなどの50~100倍の銅含有量で、1000ppmともなれば日常では考えられない高濃度となるそです。
動物ではなく人間においても慢性中毒を起こしたという明らかな事実は知られていません。